「大祈願」とクレーム教団、その危険性を認識すること
「大祈願」は「流れいれさせ給え」という、日本語としてかなりおかしな言葉遣いと英語原文には存在しない「如来」ということばを意図的に入れて、差別化を図った翻訳があります。
クレーム教団では、このバージョンの翻訳は彼らの信奉する「ベンジャミン・クレームの師」が承認したと主張している翻訳であり、正統なものであると主張しています。
そういったことを信じるのは、個人の勝手であり、教団の信者ならば別に問題はありません。
しかし、その事情を知らない人たちにとっては、その翻訳バージョンを用いるということは、意図せずに、クレーム教団を支持、信心している意志表明になるというトリックがそこに仕掛けられていました。
そういった意図が織り込まれたカッコつきの「大祈願」を人につかませようとする動きが以前からあります。かなりの人がこれにひっかかってしまいました。
1990年代に英語原文から私が、原文の言葉どおりに、翻訳した大祈願を自分のホームページに公開していたのですが、クレーム教団の信者の人たちには、それが気に入らなくて、文言を変えろと脅迫めいた動きがありました。かなり危険な人たちがいるということをその時に認識しました。
そのために、以上のような、教団によって差別化された「大祈願」に関する動きには注意してきました。
現時点ではクレーム教団以外の教団が、別バージョンを用いる動きがあります。クレーム教団のゆがめた翻訳版からは離脱の動きがあります。それはそれで、特定の教団の意図からはなれるので、いい動きだと思います。
クレーム教団の信者が差別化した独自の翻訳版を用いるのは、かまいませんが、それ以外の人たちは、素直に本来の大祈願を用いたほうがいいと思います。
レインボーブリッジの視覚化講座では、本来の英文からの翻訳版を用いています。そのため以上のような危険性はありません。
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