「あいたい(相対)する」と「ディアレクティケー」
プラトンの著作のなかで「ディアレクティケー」という概念が、重要視されています。
「ディアレクティケー」は訳によっては「問答術」ととれるような訳語を当てることがあります。
しかし単なるコミュニケーションのテクニックではないことは、プラトンが残した文章から明らかです。
「ディアレクティケー」の言葉の最初の接頭辞Diは「2」を意味しています。 ここに「あいたいする」という意味が出ています。
ダスカロスの伝えるエクササイズの中では、「あいたいする」というものがいくつもあります。 生命の木に向かい合うというのも、そのうちの一つです。
古い文献に同様の相対することの記述が載っていることがありますが、その背後には、古代からの叡智が隠されています。
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