「命」という漢字の第１義

「命」という漢字の第１義は英語のライフの意味ではなく、命令の命の意味のほうです。  

白川静氏の『字統』には以下のように書かれています。 

「神に祈ってその啓示を待ち、その啓示として与えられたものを命という。」 

「命（メイ）」というものは神が命ずるもので、天与のものという考え方です。

 天意を示すのが、命（メイ）ということです。 

占星術や八字や紫微斗数などは命術と言われています。 

命盤、命式、ホロスコープの中には、カルマ的なものである現象の成り行きを 読み取ることができる以上に、天意の要素を見ることもできます。  

特に初級講座の第９回目のアスペクトパターンを数多く紹介しましたが、 占星学のなかでは、このアスペクトパターンのなかに高次の存在の意志が 込められています。

 ※Life itself、「命そのもの」は、単なる現象の世界を超えた真実であり、 これはこれで重要な要素です。今回の記事は中国的な世界観からのものであり、 西洋神秘学的な要素については、別途、話をします。 

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