「帝は震に出づ」

「占術夜話」平成29年夏季号の中に易経の説卦伝のなかのフレーズ「帝は震に出づ」を取り上げている記事があります。 

この「帝は震に出づ」という言葉は八卦の「震」は「いづる」という働きを表すということを示しています。 


 なにか「いづる」という働きがあるところには、「震」があるということであり、何か発出する必要が あるときには「震」が必要ということでもあります。 

 つまり、なにかをスタートさせたければ、八卦の「震」を使うということです。それは「震」が象徴するなにかをおこなうことを意味しています。 


このように何かの変化を起こすときには、対応する卦の力を用いることになるのですが、具体的には、それぞれ別の行動や解決策になります。物事をとらえるときに八卦に分類したうえで、考えることで、その物事の今のフェーズに対する対策がどんな意味を持つのかを、象徴的にとらえることで俯瞰するという思考法です。 

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