八方位対称
ホロスコープの原理と併せて、縦方向の意味、横方向の意味、東方教会でのクロスの切り方とローマカトリックでのクロスの切り方の違い、東洋、特に漢字の世界で上方向から下方向に書くことが意味、文字を書くときに西ヨーロッパで多いつづり方の方式である、左から右につづる書き方と、アラビア語のように右から左につづる書き方の違いについて、その思考形式の違いを占星学初級講座の前振りで説明したことがあります。
この原理は、もっと別の分野にも反映があります。東洋でいうと八方位であり、印相の八方位対称にもその原理は反映しています。印相の八方位対称は漢字が潜在的に持つ呪術性を生かしながらも、さらに印の円形のなかの八方位のそれぞれの領域から、対称の位置(正反対の位置)にまで一筆書きで、抜けるように印影のデザインをつくるという技法ですが、これも円の中にマジカルなシジルを書いているととらえることができます。
象徴に意義を持たせ、意識的に用いることによる力の発動の原理の裏には、西洋と東洋どちらも共通のベースがあります。
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