書評「予測不能の時代  データが明かす新たな生き方、企業、そして幸せ」矢野和男著

今はVUCAの時代で不確実、不透明で先が読めないと思われています。 

この本で面白いところは、易の活用方法が取り上げられているところです。 

読めない未来に対応するための力をつけることに、易を活用するということを提案しています。 


 日常的に易を活用することでイメージトレーニングをおこない、前向きなストーリーに変換する訓練にするという考え方です。 

この本は、的中させることを主張しているのではありません。柔軟な視点を持って、未来に起こりうることに対処できるように自分を訓練するということです。


 易経の文章には、易経が書かれた時代背景を色濃く残していますが、数の法則としては普遍的です。

 古代中国では、政変が多かったですが、その中で使われてきたのは、易です。現代の社会情勢の変化に対応するにも易は有効です。 

通常、未来は予測できませんが、しかし人が主体となって構想することはできます。そういった能力をのばすために活用するということです。 


 易を扱うには、柔軟な精神が必要です。頭が固いところがあるとうまく易は扱えません。柔軟な精神を養うという訓練に確かに易はあっています。  

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