天命について
天命ということがいろいろな人がいっています。
「天命」をその人が今生でなすべき何かの事業や行いの意味と考えることができます。
この意味においては、天命は自分で決めることです。天命というのは自分の意志で決めるものです。
「天命」が人から与えられるという考え方や自分の「天命」を他人に聞くというような、おかしな考え方の人ががたまにいます。人から与えられると考えるようでは、カルト教団の信者のようだし、それは一種の隷属性です。人に聞くようでは、自分の意志の否定です。
自分の目で世界、自分がいる場所を見て、そこに対して何を働き掛けていきたいのかは、自分でしか決めれません。釈尊のような問題意識が持てるのであれば、その意識レベルで今の世を見てなすことを自分で決めたらいいのです。
ホロスコープ、命盤では生まれつきのタイプ、課題、時期を表示します。これと自分の意志とは別のことです。
個人ごとに見ている世界の広さはさまざまです。そのなかでどんな問題意識を持つかということによります。
孔子の「命を知る」は現象的な世界での自分の限界点を認識するという意味のようですが、これもまた自分で決めているのです。
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