マーク・ボイル著「ぼくはお金を使わずに生きることにした」
昨日の環境問題の記事でふれた本は以下の本です。
マーク・ボイル著「ぼくはお金を使わずに生きることにした」紀伊国屋書店
ひとりの人が一年間、お金を使わないで生活するという実験を記録した内容です。
貨幣のシステムの上に成り立つ現代の経済社会にたいして、とても興味深い問題提起になっています。
お金を使わないために、今までできていたことにすごく時間がかかったりするのですが
そのことにより、今まで意識していなかったありがたさを認識することになります。
食料については、賞味期限切れで廃棄されていく食材を入手したり、採取することで入手するのですが、
いかに現代文明は食物を無駄にしてきているかがわかります。外国から輸入した食材が、大量に捨てられている現実が
あるのです。作物とその輸入のためにかかったエネルギーは全くの無駄になっているということです。
とても興味深い実験の記録です。
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