大祈願とウエサク祭

５月１１日の満月を中心に、五日間はウエサク祭という特別な期間です。５月９日から１３日までの五日間です。

おひつじ座の満月のイースター、おうし座の満月のウエサク祭、ふたご座の満月の善意祭の三つが、密教のフェスティバルです。

この祈りの期間に用いるのが、「大祈願」です。以下が大祈願の全文です。

　　　大祈願

『神のマインドの光の中心より

光をあまねく人の心に流れ入れさせ給え

光を地に下らせ給え

神のハートの愛の中心より

愛をあまねく人の心に流れいれさせ給え

キリストよ、地上に戻られ給え

神の意志が明らかなる中心より

大目的が人の弱き意志を導き給え

大師がたは大目的を知り、仕え給う

我らが人類と呼ぶ中心より

愛と光の大計画が行われんことを

そして悪の住む扉が封じられんことを

光と愛と力によりて、地上に大計画をとりもどさせ給え』

以上が大祈願です。人類よりも高次の存在との連携を結んで、さらに人類の中にネットワークを形成するために用いられる祈りです。人類を通して、意志と愛と知恵の特質が、地上に顕現されるということを簡潔に言い表しています。

日常的に、この大祈願は用いることができます。占星学的には各サインの満月の時に特に声に出して唱えます。１２サインの内、前述した牡羊座、おうし座、ふたご座は特別なフェスティバルです。この期間には集中して行うのがおすすめです。