「固定観念」と「命の一体性」
「固定観念」と「命の一体性」
ほとんどの人は「記憶の蓄積」によって、意図せずに、無意識的に自分の考えを縛っています。自分でこれに気付くことは極めて難しいことです。自分の考え、過去の経験から作り出された個人的な理論や理想を、その人は善と感じているからです。
そのような理論・思い込みから作り上げられた体系の講師となり、繰り返し述べていることで、それは固定観念になり、年月を積み重ねることでさらに強固なものになっていきます。
ついには結晶化して、新しいものを受け付けない障害になってしまいます。こうなると個人的な考えの勘違いの原因も検証できず、結局、自分を縛っているのは自分自身ということになってしまいます。
一例として、一般的な占星学の理論を誤って勘違いして、自分の体系を作り出し、密教占星学として、ひねり出した人がいるのですが、自分でこの方式を教え続けたために本来のものからは、
すっかり遊離したものになり、元に戻ることができなくなってしまった例があります。(AABがあれほどはっきり書いている三つのホロスコープのことやサインのこと、光線のことも理解せず、一方的に否定している状況でした。この人にとってアーケインスクールは非存在だったようです。)
記憶は個人的な体験に基づいたものであり、一方、生命そのものは、すべての人にやどり、全人類の経験を共有しています。我々には内的に魂との接点があります。これにより、より広い命からの判断ということが可能です。
個人的な思い込みに縛られていると知性が曇り、魂からの働きかけを正しく受け取ることができません。
世界を常にありのままに見る柔軟性や謙虚さが必要です。
※魂との接点については占星学的な技法があり、これは初級講座のなかでも説明しています。
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