生命の木
ハスブルックの著書「タロット占星術」のなかの36デカンに関連して、生命の木の10のセフィロトについて説明したことがありますが、もうすこし、生命の木の10のセフィロトについて簡単に概略をまとめます。
10のセフィロトは4つの世界にそれぞれ存在しています。四つの世界とは、アツイルト界、ブリアー界、イエツイラー界、アッシャー界のそれぞれです。良く知られている惑星の対応はアッシャー界の中でのことです。アツイルト界、ブリアー界、イエツイラー界、アッシャー界の順に次元は下がってきますので、アッシャー界が一番下の次元です。アツイルト界は神名の世界、神の言葉、ロゴスで表される世界です。ブリアー界は大天使の世界、イエツイラー界は天使群の世界、アッシャー界が原初の渦巻き、黄道12宮、惑星、四大の世界です。
「タロット占星術」のなかの潜在力(ポテンシャル)の番号が、セフィロトの順序とそのまま対応しています。例えば6がティファレトというようにです。
「タロット占星術」の日本語版では抄訳であるため、サンサインとしての扱いだけを取り上げていますが、英語原本では、トランシットの太陽としても適用可能であるということが、述べられています。
ついてに補足すると、ケテルとコクマーに惑星を対応させるのは、奇妙なことです。セフィラ―の示す宇宙原理からすると、惑星の機能以上のことをしてしているからです。
天王星、冥王星、海王星はホロスコープ・マンダラの中では上位の三角の形になりますが、セフィロートの世界とは無関係の次元の話です。この話は多くの要素が交差する話ですので、以上のことは基本として、よく認識してください。
生命の木については「柘榴の園」という本が参考になります。
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