秘教占星学の歴史2

アリスベイリーと親交のあった人や世界各地のアーケンスクールの創設にかかわった人たちが協力して、アリスベイリーが残した業績をもとに、奉仕活動を世界中でしていきました。


そうった流れがある一方で、日本においては七光線占星学の亜流としてアラン・オーケン氏が紹介されたことがあります。アラン・オーケンがアリスベイリーの「七光線論 第3巻 秘教占星学」で開示された照応関係を切り貼りして、書籍として、「魂中心占星学」を作り上げました。アラン・オーケンとアリスベイリーとは何ら接点はありません。アラン・オーケン氏の本は秘教占星学のなかのカーディナル、フィックスド、ミュータブルの力量を見分けることはせず、秘教占星学で用いる天地人の三つのホロスコープを用いることもない種類の占星学です。またこの「魂中心占星学」では発見されていない惑星までサインの位置で解説するという無茶な「大技」を披露してくれています。

また円周上の分割数でもって、光線構造を割り出そうとした人がいましたが、これは実際に検証すると事実と符合しないものでした。

またあるところでは、小曾根秋男氏が開発したスターゲイザーという占星術ソフトによって秘教占星術のチャートを作ろうという柳川環氏の独創的な主張もありました。(スターゲイザーの開発者によってこれは否定されています。根拠がまったくはっきりしない惑星の軌道計算や、主張のあやふやな理屈がスターゲイザーに反映されることはありません。)


そういったナンセンスが行われる流れとは別に、より広い世界では、着実に七光線占星学、秘教占星学は研究が進められてきました。


Vincit omnia veritas.




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