「トマスによる福音書」の83のイエスの言葉
「トマスによる福音書」の83には以下のイエスの言葉が記されています。
83「イエスが言った。像は人間に現れている。それらのなかにある光は父の光の像の中に隠されている。かれは現れるであろう。彼の像は光によって隠されている。」
元型的な人間像、「天人」という概念があります。アーキタイプとして、人間の元型があるという考え方です。
「生命の木」によって示されているものはそれです。
このイエスの言葉で言われている「光」は本来的な自己のことであるとされています。
天的な像と、地上的な像の対比がこの中にあります。地上的な像の中に存在する自己と、天的あるいは霊的な像のなかにある本来の自己の対比があります。
このイエスの言葉の後にある84には、人間が自分自身の像をみることをに言及しています。
実際上の体験として、そのことを知るということが明らかにされています。
以上のことは、双子座のシードソート「私はもう一人のセルフを認識し、そのセルフの衰えとともに、私は成長し輝く。」
これの理解のためには、先の言葉が重要です。
神秘学上のエクササイズとして、以上のことに関連するものが実際に存在しています。
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