ホロスコープが表示するカルマとそれを超えるもの
去年、インド占星術の鑑定をしている人が詐欺にあい、多額の損失を出しました。
その占術家は、自分の占星術で、いい運気にあるから大成功すると予測をして、その詐欺の案件にお金をつぎ込みました。
その投資案件は、わたしがみたところ、最初から、詐欺案件であることは、あきらかでした。
その案件は、プランスゴールドアービトラージというのですが、詐欺であることは2020年10月以降にはっきり判明しました。
その占術家は、よくあるカルマ論をもちだして。人生に起きるすべてのことは出生のホロスコープの中に織り込み済みであるとか、カルマからは逃れられないと主張しています。
そうであるのならば、最初から正しいホロスコープ鑑定をして、そのような怪しい話に手を出さないのが正解だったことになります。明らかに怪しい案件だったので、手を出せば損失が出るのは、当然の成り行きです。
この問題、ポイントはただ一つだと思います。知性があれば、詐欺にはひっかからなかったということです。この不幸な損失はまさにアストラルイメージに幻惑された事例であると思います。
占術の中には、「カルマ」という言葉を悪用して、自分も人も欺くということが、良く起こります。
占術家の思考力やバックボーンとしてもっている哲学がしっかりしていないと、こういったおかしなことに逸れていきます。
「カルマ」という言葉で、もっともらしく理由付けがされることが多いですが、間違った行為に対して良い結果が起こることはありません。そういったごく当たり前のことを経験しているだけです。
占星術的なポイントとして重要なのは、洞察はホロスコープの真ん中から来ることです。
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