ミッドポイント、あるいはハーフサムの技法について
ミッドポイント、あるいはハーフサムの技法については、13世紀ごろのイタリアの占星術師グイド・ボナッティが使っていたということが知られています。
この分野が広く世界に知られるようになったのは、エバーティンの功績によるものです。
ミッドポイントは二つの惑星の黄道上の位置から見た中間のポイントのことです。 その中間のポイントに二つの惑星の影響がブレンドされた架空の感受点があると考えます。
さらにその中間のポイントから黄道を八等分して出てくるポイントも同様の感受点になっていると考えます。
エバーチンの著書にはこのミッドポイントの組み合わせの意味がまとめて書いてあり、さらにそのポイントに他の惑星がトランジットなどで入ったときの意味について書いています。
例として、火星と天王星が意味するものとしては、「治療、手術」があります。
つまり手術するなどメス(火星)が入るような治療の時には、この軸に吉星(木星など)のトランジットがある時を選ぶのが良いということです。
逆に火星・天王星のミッドポイントに凶星が入っていれば、手術には悪い結果が起きやすくなると考えます。
この技法は、惑星の位置関係だけで出しますので、惑星の影響範囲のレベルで強く働きます。
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