ある占術系のブログである投資案件について書いている占星家がいます。
ある占術系のブログである投資案件について書いている占星家がいます。
結局、この案件は現在ある都合で出金できない状況が当面続く見込みです。もともと詐欺であったのかどうかは、今後の動きで明らかになっていくと思います。
この投資案件は、仮想通貨をもとにしたアービトラージなのですが、そのシステムを最初に知った時に、最初に気が付いたのは、この儲けのスキームには、限界があるということです。
アービトラージ(裁定取引)というのは相場を扱う世界では、昔から知られていることです。その対象が仮想通貨であるということで、そのスキーム自体は、成立するので、その点は問題ありません。
ネットの世界ではこれが、ネットワークで高速に処理されるのが以前のものと異なるところです。
しかし、問題は、このスキームで利益が出る時間が、限られていること、そして、あまり多くの資金が集まると、成立しなくなってしまうことが、考えられます。
この分野に多くの業者が参入すれば、成立する期間が短くなってきます。さらに、ネット上では高速で、データ処理が行われますので、構築する取引システムの性能が一定線以上でなければ、タイミングを逃してしまうので、システム投資がかさみます。
その占星家はアービトラージということをよく知らなかったようで、セミナー主催者がおこなったデモンストレーションをみただけで、これはいけると「確信」してしまっています。そして、投資してしまったんですね。
当人も書いているように、この投資案件以前にもかなりの額のお金を「溶かしている」ようなので、以前から、ロジックの詰めが非常に弱いということが見えてきます。 この人は占星家ですので、自分や関係者の運気も見たうえで、行ったようです。 例え良い運気でも、こういったシステム上の限界に気が付けれなければ、良い運も壊してしまいそうです。
出金停止になったのは、このアービトラージの資金の流れは、マネーロンダリングと同じように見えるので、当局からのチェックが入り、現在、確認作業中になり、資金が凍結され、そのために出金停止になったということです。
この件については他のポイントでも怪しいところがあったので、私はこれに関与していません。
私は、そういった案件はよく調べたうえで判断し、さらに、易も使いますので、大きく間違えることはありません。
どのような分野であれ、判断の基礎部分のロジックはしっかり積み上げていくことが、必要だとおもいます。実際の占術の鑑定の現場でも、かなり思い込みが強い鑑定をするようですので、結局同じことが繰り返されているわけです。
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