アブラムとエドムの王たちの話が示す象徴性

 創世記14章にアブラムとエドムの王たちの物語があります。

のちにアブラハムになるアブラムはエドムの王たちを討伐するために、同盟を結んだ王たちとともに戦いを仕掛け、打ち勝ち、その後、永遠の司祭であるメルキジデクと出会い、祝福を受けるという話があります。 

この物語は、歴史としての側面がある程度、あるのだと思いますが、ユダヤの秘教的な解釈では、これは不均衡な力を調和させるということの寓意が込められているととらえられています。 

低次のパーソナリティの調律によって「不均衡な力の王たち」を打ち負かしたと解釈しています。 


西洋の秘教的伝統が言う「偉大な仕事」の基礎となるのは、均衡です。 

低次のパーソナリティの調律によって、均衡を得ること、これが基本的な要件です。 

下級三体の調律は各種のスクールごとの方法が伝えられています。

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